やくざ刑事 俺たちに墓はない (1971)

「やくざ刑事」シリーズ四作目。脚本は前作でコンビを組んだ神波史男と監督の鷹森立一。撮影は仲沢半次郎がそれぞれ担当。

監督: 鷹森立一
出演:千葉真一、人見明、河合絃司、内田良平、水島道太郎、室田日出夫、大堀早苗、夏八木勲

やくざ刑事 俺たちに墓はない (1971)のストーリー

ファッションモデルとして人気のある北玲子(大堀早苗)と大光デパート副社長横尾雅也との結婚生活はわずか一カ月で破局を迎えた。離婚後、一人渡欧していた玲子は、パリで知り合った新進カメラマン、クロード田代(室田日出夫)と共に、大光デパートが主催する「世界有名ダイヤ展」が開かれる数日前に東京に戻ってきた。国際警察からの連絡で、帰国した二人を尾行していた尾形は、二人がフォト画廊の経営者荒木と会い、元ギャングの難波( 内田良平 )と連絡を取っていた所まで突きとめたが何者かに殺されてしまう。この知らせを聞いた隼田( 千葉真一 )は、尾形の仇を討つためにも、彼らの組織をあばこうとこの仕事を引き受けた。隼田はまず難波に近ずくために、その手土産として、貴金属店を襲い、その現物をもって彼に接近した。難波は、隼田の腕を買い、早速、「世界有名ダイヤ展」に出品されるダイヤ強奪作戦のメンバーに加えた。だが、隼田はこのダイヤ強奪の裏には糸を引く者がいることを知ると、難波を尾行したが、難波も誰が組織のボスなのか知らされていなかった。姿を見せない組織の命令は、田代と玲子を通して難波に届いていた。いよいよダイヤが羽田に着く日、隼田のペテンを使った作戦は成功する。数日後、ある湖上でダイヤと現金を取引きする難波と隼田。しかし、組織のボスが荒木であることを知った隼田は、難波を裏切り、ダイヤを持ったまま姿を消してしまう。尾形の妹恵美が働く洋裁店で変装した隼田は、荒木のフォト画廊にもぐり込み、組織の秘密を探ろうと玲子に近づいた。そして、国外逃亡を計ろうとする荒木を追跡するが、その前に難波が立ちふさがり、サンドバキー車による三つどもえの大決戦がくりひろげられていった。

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